2012年 12月 03日
サファリ-1165 懐旧 |
先日、母校の大学に野暮用があって、
卒業以来初めてと言って良いくらい久しぶりに行ってきました。
研究室の教授先生とのお話しを済ませて、
帰り際に学食に寄ってみました。
ぜひ食べたいものがあったからです。
「大浦食堂」という学食で、私が居た頃は
古い木造の作りで天井が高く、殺風景な内装、
薄暗くて質素な空間だったけれど、
飾り気の無い清潔さが私は好きでした。
ゆっくりくつろげる雰囲気ではないので、
さっさと食事を済ませたらすぐまた研究室の作業場に戻って
作品の続きを始めたい気持ちになったものです。
↑昔の大浦食堂
かつて大浦食堂が建っていた場所には現在は
大きくて立派な大学の美術館が建っていて、
その1階に新しい大浦食堂ができたから、
テーブルから見える外の風景はあのころのままでした。
カウンターから中の厨房に居るおばちゃんにオーダーする。
「バタ丼くださーい」
この、バタ丼という料理、
大浦食堂にしかない名物のメニューなんです。
もやしと豆腐とご飯をバター醤油で炒めたようなモノなんですけど、
これがけっこうイケルのです。
バターが入ってるけど重すぎず、サッパリして優しい風味。
出来上がるのを待っていたら、中にいた店長のおにいさん
(もうおじいさんにもう少しで手が届く感じ)が私に気付いて
何と声をかけてくれた。
「アレ〜〜〜?尾崎君じゃないかぁーーー!」
「覚えててくれたんですかあ!」
「覚えてるよー。今なにやってんの?どこかで先生やってるの?」
「いや、、、、、、、、、
作家やってます!」
そのように胸を張って報告できたことがとても嬉しかった。
バタ丼の味はあの頃とまったく同じだった。
卒業以来初めてと言って良いくらい久しぶりに行ってきました。
研究室の教授先生とのお話しを済ませて、
帰り際に学食に寄ってみました。
ぜひ食べたいものがあったからです。
「大浦食堂」という学食で、私が居た頃は
古い木造の作りで天井が高く、殺風景な内装、
薄暗くて質素な空間だったけれど、
飾り気の無い清潔さが私は好きでした。
ゆっくりくつろげる雰囲気ではないので、
さっさと食事を済ませたらすぐまた研究室の作業場に戻って
作品の続きを始めたい気持ちになったものです。
↑昔の大浦食堂
かつて大浦食堂が建っていた場所には現在は
大きくて立派な大学の美術館が建っていて、
その1階に新しい大浦食堂ができたから、
テーブルから見える外の風景はあのころのままでした。
カウンターから中の厨房に居るおばちゃんにオーダーする。
「バタ丼くださーい」
この、バタ丼という料理、
大浦食堂にしかない名物のメニューなんです。
もやしと豆腐とご飯をバター醤油で炒めたようなモノなんですけど、
これがけっこうイケルのです。
バターが入ってるけど重すぎず、サッパリして優しい風味。
出来上がるのを待っていたら、中にいた店長のおにいさん
(もうおじいさんにもう少しで手が届く感じ)が私に気付いて
何と声をかけてくれた。
「アレ〜〜〜?尾崎君じゃないかぁーーー!」
「覚えててくれたんですかあ!」
「覚えてるよー。今なにやってんの?どこかで先生やってるの?」
「いや、、、、、、、、、
作家やってます!」
そのように胸を張って報告できたことがとても嬉しかった。
バタ丼の味はあの頃とまったく同じだった。
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by utyuuinu
| 2012-12-03 05:34
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