2010年 04月 30日
サファリ-829 家族の肖像-19 |
▲
by utyuuinu
| 2010-04-30 02:25
| 作品/本流
お気に入りブログ
カテゴリ
以前の記事
2017年 07月 2015年 12月 2014年 10月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 02月 2012年 12月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 タグ
検索
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2010年 04月 29日
命という奇跡がもたらすこと。 人生ということ。 それを今、私は考えずにはいられません。 作品中央に配される娘さんの在り方について ずっと悩んでいたけど、3日ほど前から悪戦苦闘して ようやく収まるところに収まったのですが、 素材(ステンレス)が望んだというか、 嫌がった結果、当初予定していたかたちとは 全く違う存在に結果的になってしまいました。 でも、その葛藤が傷跡のように ゆらゆらうるうるとなって、 それが震える命のような存在になってくれました。 新しい命は、おとうさんとおかあさんが 出会ったから生まれるのであって、 それは儚く、しかし力強い運命でもある。 話はそれますが、ニワトリのテレサが間もなく 天国に行ってしまうかもしれない状況です。 病気で、ずっと苦しんでいたのですが、 もう長くないと思う。 私が初めて飼い始めた1羽目のニワトリで、 旦那さんのハット卿といつも一緒で、 私の仕事場のまわりで楽しく過ごしてきた。 昨年の秋に亡くなったセナのお母さんです。 今、私の仕事場の周りは10数羽のニワトリたちの楽園ですが、 そもそもテレサがいたからそうなっている。 私がテレサとハット卿をあのとき買ってこなければ、 ふたりはすぐに肉になっていたはずです。 でも、そうはならなくて、この夫婦は 人間を好きになることができた。 人生は予定通りになんてならなくて、 奇跡の連続で今があり、 それはゆらゆらうるうると、 真実味を持って刻み続けています。 明日、「家族の肖像」は完成します。 ▲
by utyuuinu
| 2010-04-29 02:12
| 作品/本流
2010年 04月 27日
あと2日で納品なんですけど、 ひたすら磨くだけ。 もう、とにかく目が@@ぐるぐるなって、 鼻血が出るまで磨きます。 そこで重要なのがこの、愛用の必須アイテム 「フランキンセンス」 ![]() もう10年も前から、根性を必要とする作業のときに 投入するアロマです。 小さく折り畳んだティッシュに1滴染み込ませ、 防塵マスクの中に挟み込む。 そうするとこの香りは集中力を増すとかで、 ひとしきり磨いた後、機械を握る指を 1本1本剥がさないと離せないほど、 身体がマシーンと化してしまうのです。 ▲
by utyuuinu
| 2010-04-27 09:26
| 作品/本流
2010年 04月 26日
凹と凸は、その移り変わるちょうど凹でも凸でもないところ、 凹凸を繋ぐところのかたちがいちばん難しい。 その境界線は文字通り見えない1本の線です。 ひと叩きひと削りするだけで変化するから、 幻を追いかけているようでもある。 手の下でステンレスがどれくらい削れているか、 手に伝わってくる引っかかりというか、 削りながら「あ、今凸に移った、、、」 と感じる事に全神経を注ぐのです。 それは、バイオリンやチェロの左手で押さえる弦を、 滑らかに滑らせて音程を変化させるのに似ている。 だから、金属を磨いているのではなく、 かたちを奏でていると思い込むように‥‥‥ なんて言い方はキザすぎだねぇ。 ▲
by utyuuinu
| 2010-04-26 02:24
| 作品/本流
2010年 04月 25日
なにこれ?きゃー
おんめーしらねぇのかよ?シマヘビっつーんだよ 食える系? どっかの国では蒲焼きにするらしいよ 誰か食ってみなよ やめときなよ噛むよこれ 噛む系? やめときなって や やめ‥‥‥‥‥ 前置きが長いわりにはオチがイマイチなんですけど。。。 ちなみにこれがシマヘビ ![]() ▲
by utyuuinu
| 2010-04-25 09:19
| 自然
2010年 04月 24日
良くない形を見つけては削り、研ぎ、磨く。 これをもう3回くらい繰り返しているのですが、 いよいよ全体のかたちが明らかになってきて、 それを眺めてみると、突如として不安に襲われる。 これで、このかたちで本当に良いのだろうか? そのように考えてしまうには訳があるんです。 とても恐ろしいことに、ステンレスの磨き作業は、 ずっとヒマなのです。 全体重をかけて機械を作品に押し当て、 延々と磨き続けるためには、 私は磨きロボットにならなければいけない。 我慢して材料が滑らかになるのを待つ間、 嫌でもいろんなこと考える。 腹が減ったとか、せがれの塾の費用をどうやって稼ぐかとか 東方ナントカって韓国のアイドルグループは あれは東方なんだっけ?とか、、、、 ‥‥‥‥ 散漫に広がる思考回路が、いつしか次第に 集まってきて、自分の心の奥深くに繋がる トンネルの入り口が見えてくる。 そこに諸悪の権化が隠れていて、 愛とか誠実さとか、欲望とかねたみとか裏切りとか 地球温暖化とかが渦巻いていて、 そこには私の問題意識の核心がきっとある。 それが、、、、 膿みのように作品となって現れ出てきたのではないのか? ▲
by utyuuinu
| 2010-04-24 02:15
| 作品/本流
2010年 04月 23日
私はステンレスを磨くのが大嫌いです。 何故かっていうと、ステンレスって、 涙がでるほど硬くって、 磨いても磨いても、キズが取れなくて、 やっとキズが取れてきたところで初めて、 大きなかたちが変だったと明らかになる。 そうすると、もう一度荒い粒度の砥石でガリガリ削って、 また表面がキズだらけになっちゃう。 おかしなかたちを頑張って治しても、 そこは「おかしくなくなった」というだけで、 飛躍的に良くなった訳じゃないから、 つまり、ほっぺたにハナクソが付いてることに気付いて、 それをこっそり拭いてホッとしたというだけで、 別にハンサムになれた訳じゃないというか。。。 ![]() ▲
by utyuuinu
| 2010-04-23 01:47
| 作品/本流
2010年 04月 22日
別々だった2つの融合を試みて、 毎日嫌というほど眺めては叩き、 叩きながら感じ、 それを繰り返しながら、 私は考え続けています。 あなたを信じていますよ。 って気持ち、 どうやって伝わるかなぁ。 ここで、この場所で、 あなたのことをこれほど心配していますという気持ち、 これほどあなたを大切に想っていますという気持ち、 結果が伴わなくってゴメンという気持ち、 ありがとうっていう気持ち、 ▲
by utyuuinu
| 2010-04-22 01:49
| 作品/本流
2010年 04月 21日
細胞というレベルでイメージしてみる。 最初の瞬間だけ、精子と卵子は結合する。 でも、それから先は分裂に継ぐ分裂。 育って、大人になって、巣だっていく。 行った先で運が良ければ誰かと一瞬だけ結合し、 新しい命がその瞬間から育っていく。 考えてみると、生殖行為というものは一瞬で終わってしまいます。 それは肉体的な話ですが、精神的には「永遠」に ひとつでいる事も可能だと信じたい。 目に見えない絆というものを どれほど自然に表現できるか、 毎日叩きながら考えるのですが、 造形と言う行為とは別に、 夫婦ってなんだろ?とか、 家族とは? などとグルグル考えています。 ▲
by utyuuinu
| 2010-04-21 04:20
| 作品/本流
|
ファン申請 |
||