2007年 07月 27日
サファリ-225 避難訓練-3 |
途方に暮れてしまいました。
あの人たちはバカだから、しばらくすればケロッと忘れて
草をついばみ始めると思っていました。
ところがいくら待っても出てきてはくれませんでした。
姿が見えないということは、どこまでも遠くに逃げてしまったのでしょうか。
でも、野犬やタヌキが住む森の中で夜を過ごすのは心細いに違いありません。
ふと野生の様々な動物の生態について考えました。
カルガモ、ウズラ、クイナ、などの地上で子育てする鳥たちは、
外敵が現れると親鳥が怪我を負ったような演技をして
敵の注意を引き付け、子供から遠ざけようとします。
子供たちはその間、草陰でじっと息を潜めます。
親が安全を確認して呼ぶと、ようやく出てくるのです。
ということは、案外この近くにいて、
草の中で親の呼び声を待っているのかも知れない・・・
私はこのときほど鶏語が解らないことを悔やんだことはありません。
普段仕事場で私は独りでいるから言葉を口から発することがない。
彼らと会話することもありません。
唯一の彼らとの会話・・・
「おはようございます。」
夕暮れの森に向かって
おはようございます!
おはようございます!
おはようございます・・・・
その時、風に乗って「ぴよぴよ」と
聞こえた気がしました。
by utyuuinu
| 2007-07-27 00:51
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