2007年 07月 24日
サファリ-222 脳が‥‥ |
男も女も人生に於いてなんとしても頑張らねばならない時があります。
浪人時代に私の恩師のヒーさんという人が、
「男はいざという時に“いざ立ち”できないとダメなのよ♪」←男性
と、そのとき初めていざ立ちという言葉を教えてもらった。
辞書で調べてもいざ立ちなんて言葉は無く、
彼が作った言葉なのか、古い言葉なのか、結局判らずじまいでしたが、
なんとなく意味深で爽やかさの中にそこはかとなくドロドロした
何とも評することの出来ない不思議な言葉でした。
思えば私の始めてのいざ立ちは小学校低学年の頃の出来事。
当時私の父が
「ゴキブリは夜寝ている人間の血を吸うんだぞ」
といういかにも意地悪なことをさも本当らしく私に言い、
捕まえる度に私のところに持って来て
「ああ‥‥吸ってる‥‥効いてきた‥‥‥」
なんて、訳のわからない恐ろしい事を言い、
そのせいで私はゴキブリが苦手になってしまった。
でも血を吸われても臆せずに確実に仕留める父を私はどこか尊敬し、
自分もいつか手づかみして血を吸わせてみたいと心に誓っていました。
チャンスは意外に早く訪れました。
ある夏の朝、台所に出たのです。まだ両親は起きていなくて、
自分1人の力で何とかしなくてはならない状況。
意を決して、百人一首の札を取る要領で思いきり手を出した!
見事にゴキブリは潰れ、その時始めて私はゴキブリを手づかみしたのです。
‥‥‥血は吸われませんでした。
「血なんか吸う訳ないじゃん‥‥‥」
でも嬉しくて嬉しくて、寝ている父のところに持って行き、
「おとうさん、おとうさん!吸われてるよ!効いて来たよ!」
と言って報告したのでした。
先日から急ぎで納めなければならない仕事(鉄でテーブルの足を作る)
が飛び込んできて、今夜はその佳境で、
さっきからブリブリ溶接していたのですが、
作業をしながら頭の中を巡っていた事をとりとめも無く書きました。
それであまりにも腹が減って、パスタを茹でていたのですが、
何を思ったのか、鍋の中に調味料のつもりでママレモンを注いでしまい‥‥‥
激しく泡泡が溢れて落ち込みました。
かなりきてます‥‥‥
by utyuuinu
| 2007-07-24 03:33
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