2006年 12月 14日
サファリ-57 洗礼-4 |
! - ! - ! - ! - ! - !------ ←心臓の音
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息も出来なくて、ちょうど身体測定の座高を測る時みたいに
柱に背中をぴったり付け、モノになっているつもりで固まった。
先生は部屋をぐるっと1周し、私の作品の前で足を止めた。
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「これは、お前が描いたのか?」
「!....................?」
「お前の作品か?」
「は・はい」
「この絵を俺に売ってくれないか?」
「s●◎○櫓y9%##$%&驚驚驚驚V''))WHY?!!((97・・げげ©
#"!!=~~!!!激驚C?><}*+L{`PO〜〜〜〜マジで?432/
5¢∞§¶【†£がちょ〜ん¢∞生死§¶【】0不能的理解。」
「はい‥‥い・いえ‥‥とんでもないっす」
「ももももし、気に入っていただけたのなら、差し上げます。」
「それでは申し訳ないから、額代だけでも払うから。」
生涯で始めて自分の作品に値段がついた瞬間でした。
彼は徹底した実力主義を貫いていた。
この時始めて自分の中に、何と言うか‥‥‥
職業的な意識というか、自信を持って進んでもいいかも知れないと言う
道が見えた気がしました。
何か、なんでもいいから、自信を持って続けていける道を
見つける事ができた幸運。
ほろ苦く、少し憂鬱になる思い出だけど、
監督先生には心から感謝しています。
by utyuuinu
| 2006-12-14 15:48
| プロセス