2006年 11月 04日
制作の道程-36 わたしたちの箱 |
すぐにタイトルが決まってしまった。
“箱”って好きです。
大切なものをしまっておくもの。
開けると封印されていた時間が出て来る。
昔の日本の伝統工芸で、「ナントカ紋ナントカ飾り箱」
などという仰々しい題名がついて
博物館とかに陳列されていたりしますが、アレ、結構私は好きです。
漆の蒔絵とか金銀の細工、宝石などをあしらった綺麗な箱で、
「ナントカ天皇が恋文入れに使った」とか書いてあって、
開けたくて仕方ないんですけど、残念ながら箱はガラスケースの中。
大切なモノ、秘密のモノなどを、作業が終ったあとに
箱に仕舞うという一連の動きというか、作法が、なんか日本人っぽくて、
それは「文化」と呼んでいいものであって、
現代もそのような、モノに対する愛着や思い出に対する愛着は
変わっていないと思います。
この写真の箱はチタン製で、私のアトリエにほんの少し残っていた
秘蔵の材料で作りました。フタだけでなく、底にもふたりがプレスされていて、
開けたときにちょっと嬉しい気持ちになる。
“箱”って好きです。
大切なものをしまっておくもの。
開けると封印されていた時間が出て来る。
昔の日本の伝統工芸で、「ナントカ紋ナントカ飾り箱」
などという仰々しい題名がついて
博物館とかに陳列されていたりしますが、アレ、結構私は好きです。
漆の蒔絵とか金銀の細工、宝石などをあしらった綺麗な箱で、
「ナントカ天皇が恋文入れに使った」とか書いてあって、
開けたくて仕方ないんですけど、残念ながら箱はガラスケースの中。
大切なモノ、秘密のモノなどを、作業が終ったあとに
箱に仕舞うという一連の動きというか、作法が、なんか日本人っぽくて、
それは「文化」と呼んでいいものであって、
現代もそのような、モノに対する愛着や思い出に対する愛着は
変わっていないと思います。
この写真の箱はチタン製で、私のアトリエにほんの少し残っていた
秘蔵の材料で作りました。フタだけでなく、底にもふたりがプレスされていて、
開けたときにちょっと嬉しい気持ちになる。
by utyuuinu
| 2006-11-04 18:10
| プロセス