2011年 10月 07日
サファリ-1078 かしゃまでの個展-3 |
笠間は益子に並んで陶器の街として全国的に知られています。
その中でかしゃま文化会館は最も生きのいいギャラリーであると
以前から感じていました。
オーナーの井上あやさんという女性の
独創的なモノの見方は非常に面白く、
作家だけでなく様々なジャンル、
例えば骨董屋さんとか古本屋さんをそっくり呼び寄せてしまったり
絵本作家や詩人など、文字通り文化的な対象は
全て展覧会にしてしまう。
「うちは現代アート専門」「白い色の器がメイン」
みたいな、ジャンルを決めてそれによって
ギャラリーのカラーを打ち出して行く、
逆に縛られているギャラリーが多い中、
ここはワクワクする企画が続いてきました。
それが文化の発信基地となって、現在は様々なメディアでも
取り上げられるようになっています。
そういう刺激的な空間であれば当然、
そこにはクリエイティブな人々が自然と集まって来る。
カフェということもあってかしゃまが
そのような文化人たちの社交場にもなっているらしい。
作家がうじゃうじゃいる街だから当然見る目が肥えたお客さんも多い。
「今度佐倉から来たオザキとか言う作家は
どんなだろうねぇ?」
私は相当緊張し、いやビビっておりました。
作家に対する評価はふたつあって、ひとつはどれだけ売れるか。
もうひとつは、どれだけ長く人々の心に残るか。
皮肉にもこれは背反することも多いです。
即売れるから飽きられるのも早いという訳でもありませんが、
ひとつだけ確実に言えるのは、
売れることを目指すのは比較的誰でもできますが、
心に残る作品、もしくは心に長く残る展示というものは、
やろうと思ってカンタンにできることではない。
かしゃまの企画は確かに面白いし、刺激的だけど、
作品の質、ひとつひとつの作品の強さみたいなものは、
これはまったく私自身の力であるので、
今現在も作り続けているモノを見つめては
不機嫌になってしまう自分がいます。
その中でかしゃま文化会館は最も生きのいいギャラリーであると
以前から感じていました。
オーナーの井上あやさんという女性の
独創的なモノの見方は非常に面白く、
作家だけでなく様々なジャンル、
例えば骨董屋さんとか古本屋さんをそっくり呼び寄せてしまったり
絵本作家や詩人など、文字通り文化的な対象は
全て展覧会にしてしまう。
「うちは現代アート専門」「白い色の器がメイン」
みたいな、ジャンルを決めてそれによって
ギャラリーのカラーを打ち出して行く、
逆に縛られているギャラリーが多い中、
ここはワクワクする企画が続いてきました。
それが文化の発信基地となって、現在は様々なメディアでも
取り上げられるようになっています。
そういう刺激的な空間であれば当然、
そこにはクリエイティブな人々が自然と集まって来る。
カフェということもあってかしゃまが
そのような文化人たちの社交場にもなっているらしい。
作家がうじゃうじゃいる街だから当然見る目が肥えたお客さんも多い。
「今度佐倉から来たオザキとか言う作家は
どんなだろうねぇ?」
私は相当緊張し、いやビビっておりました。
作家に対する評価はふたつあって、ひとつはどれだけ売れるか。
もうひとつは、どれだけ長く人々の心に残るか。
皮肉にもこれは背反することも多いです。
即売れるから飽きられるのも早いという訳でもありませんが、
ひとつだけ確実に言えるのは、
売れることを目指すのは比較的誰でもできますが、
心に残る作品、もしくは心に長く残る展示というものは、
やろうと思ってカンタンにできることではない。
かしゃまの企画は確かに面白いし、刺激的だけど、
作品の質、ひとつひとつの作品の強さみたいなものは、
これはまったく私自身の力であるので、
今現在も作り続けているモノを見つめては
不機嫌になってしまう自分がいます。
by utyuuinu
| 2011-10-07 05:45
| 作品/本流