2010年 08月 10日
サファリ-885 スマイリー号-06 |
美しい品物を作ろうと思ったら、美しい道具を作らなくてはいけない。
品物に気持ちを込める儀式として、
私は毎回新しい道具を新調する。
襟を正すという意味で。
金属を叩いて成型するためには、
「当て金」という道具を使うのですが、
それは当て金の上に成形したい材料を置き、
その上から金槌で叩くという使い方をする。
今回の品物には精度が必要であるのと、
私が持っている当て金には適合するかたちが無かったので、
思い切って作ってみたのです。
既存の当て金に今回の“ツノ”を溶接して、
私の道具の仲間入りです。
今後何かと便利な道具になるかもしれないし、
ほとんど使わないようであれば切り落として
別の道具の居場所になる。
これも自然淘汰というのでしょうか。
by utyuuinu
| 2010-08-10 01:53
| 作品/intermezzo 間奏曲