2010年 01月 26日
サファリ-754 成田国際高校-7 |
「人生トラック」というものがあると思うのです。
人生競技場という、観客が1人もいないスタジアムがあって、
1周回ると1年。
私は今46歳だから、46周目を走っていて、
せがれは17周目を走ってる。
「おまえ17周目?俺46周目〜♪」
子供から見る親の見え方ってずっと年上の遠い存在ですが、
私だって修行中の身であり、
たかだか28年余計に生きているというだけで、
一体どのように導いてやれば良いのか、
そんな資格が自分にあるのか、
不安に思ったりする。
そんな自分が子供のことについて考えるとき、
この無力な父親の心の中に生まれる感情とは、
やはり「祈り」の感覚に他ならない。
「俺よりはもう少しマシな大人になってほしい、
俺よりも遥か上に昇っていってほしい。
どうか、幸せになってほしい。」
by utyuuinu
| 2010-01-26 02:11
| 作品/本流