2008年 07月 20日
サファリ-447 収納や楽し |
全て“持っているモノ”に合わせて棚のサイズを決めるから、
棚のかたちが「あみだくじ」みたいになりました。
自分の身長を考えるとサッサと開け閉め、出し入れできる棚は
下の方だけ。上の方は脚立に登らないといけない。
狭い中で多くの道具を収納しなければならないということは、
当然モノたちは上の方へ逃げて行く。
そして案外やっかいなのは床から60センチまでの高さです。
腰を折って取り出す、もしくはしゃがまなければならず、
一旦しゃがんで立ち上がるのに使うエネルギーって
バカにならない。
「何を横着な‥‥‥」って思われるかもしれませんが、
私の仕事って立ったりしゃがんだりがもの凄く多くて、
1日仕事するとヒンズースクワット千回‥‥‥の世界なんです。
図面の右側にあるピンクの帯は寝床の断面なんですけど、
3段積まれたマップケースの上にあり、
しかし寝床が高いところにあるのは理に敵っています。
高いところに寝床があると何故いいかと言うと、
高いところには虫が登って来る確率が多少下がるし、
ニワトリが羽ばたいても埃が積もり難いし、
ニワトリにちょっかいを出されずに眠れる。
(いっつもセナが耳元に登って来て、
オッキローーー!オッキローーーー!ってうるさい)
寝ているときは仕事しないから、普段は使わないスペースで充分なんです。
湿気も少ないし。
しかし図面って面白いです。
この、横から見た展開図は平面だけど、
このカタチにどんな厚みが与えられるかによって、
空間の見え方って無限に広がります。
この棚に入れなければいけないものの中で
いちばん厚みがあるのが衣装ケース、いちばん薄いのが本だから、
その出たり引っ込んだりを、使い易くカッコ良くデザインするのは
パズルみたいで実に面白い。
by utyuuinu
| 2008-07-20 05:04
| プロセス