2007年 12月 13日
サファリ-320 無垢 |
天板の厚みが15センチもあって、座ると膝がぶつかってしまう。
仕方が無いからテーブルの足以外の、
人が座る場所だけ裏面を彫り込んで、ゆったり座れるようにしました。
それにしても無垢は良いです。
無垢はある意味、材料を無駄に使う。
邪魔な部分は削って捨ててしまうから。
しかし、深い思慮に基づいた「残されたかたち」は、
過去にはあったはずの量感もちゃんと感じさせてくれます。
だから捨てられた部分も無駄では無い。
どの骨格を残し、全体に力とシャープさをみなぎらせるか。
最後に選ばれ残ったかたちが空間の中で凛々しく存在すれば、
それで材料は喜ぶと信じています。
写真は裏返してこれから彫るところ。
作っていてこれはやっぱり船みたいだなと思いました。
彫った後。何故かハット卿が怒っている。。。
by utyuuinu
| 2007-12-13 02:59
| プロセス