2006年 10月 04日
制作の道程-9 研ぐ |
削りよりもさらに忍耐のいる作業です。
脱着式の丸い紙やすりが回転している機械で、
ペーパーの番手を少しづつ細かくしながら
前の番手で出来た傷を取っていきます。
しっかり傷取りをしておかないと、次の工程でその傷が発覚し、
もう一度戻らなくてはいけません。
実際にはそれを何度も繰り替えし、3歩進んで2歩さがりながらひたすら研ぐ。
生活に困った時に、近所の鉄工所でバイトする事があるのですが、
そこのおやかたが、私に素晴らしい言葉を授けてくれた時がありました。
というか、おやかたの口癖なんですけど、
「やんなきゃ終んねえ」
これ、あたりまえのようですけど、あまりにも洗練された、潔い真理なのだと
私は思います。人生の道程で辛い時とか止めてしまいたい時、
有無を言わさずこの言葉‥‥‥
やっていればいつかは終る。甘ったれていないで、ただ続ければ良い。
そんな逞しさを感じる素敵な言葉です。
世界中の職人は、みなこの言葉を作業中に呟きながら、
良い仕事をこなしているのかと思うと勇気が湧いてくる。
だから、1日のうちで私が一番たくさん発する言葉はこの言葉です。
死ぬ時に、「セリフカウンター」という機械がもしあったら、
きっとダントツでこの言葉が1位でしょう。
脱着式の丸い紙やすりが回転している機械で、
ペーパーの番手を少しづつ細かくしながら
前の番手で出来た傷を取っていきます。
しっかり傷取りをしておかないと、次の工程でその傷が発覚し、
もう一度戻らなくてはいけません。
実際にはそれを何度も繰り替えし、3歩進んで2歩さがりながらひたすら研ぐ。
生活に困った時に、近所の鉄工所でバイトする事があるのですが、
そこのおやかたが、私に素晴らしい言葉を授けてくれた時がありました。
というか、おやかたの口癖なんですけど、
「やんなきゃ終んねえ」
これ、あたりまえのようですけど、あまりにも洗練された、潔い真理なのだと
私は思います。人生の道程で辛い時とか止めてしまいたい時、
有無を言わさずこの言葉‥‥‥
やっていればいつかは終る。甘ったれていないで、ただ続ければ良い。
そんな逞しさを感じる素敵な言葉です。
世界中の職人は、みなこの言葉を作業中に呟きながら、
良い仕事をこなしているのかと思うと勇気が湧いてくる。
だから、1日のうちで私が一番たくさん発する言葉はこの言葉です。
死ぬ時に、「セリフカウンター」という機械がもしあったら、
きっとダントツでこの言葉が1位でしょう。
by utyuuinu
| 2006-10-04 10:34
| プロセス