2006年 09月 28日
制作の道程-4 対話 |
ステンレスを、私は可哀想な素材だと思う。
主成分である鉄(Fe)は、地球を構成する元素の多数を占めています。
鉄の、地球全体に対する重さの割合はなんと34、6%!
地球って、鉄のカタマリなのです。植物の中にも、人間の血液の中にも流れている。
しかし、地球の何処を掘ってもステンレスは決して出て来ません。
人間が人工的に調合した、言わばサイボーグなのです。
酸素がある事によって全てのモノは酸化する。
魚も草も鉄も、腐って最後には土に返ります。
それが自然の摂理だけど、ステンレスはそれを無理をして延命しようとしている。
本当は純粋な鉄として、最後には土に返りたかっただろうに‥‥‥
“土に帰れない鉄”
その恨みと悲しみを、私はいじっていて時々感じます。
その声がどのような言葉なのかは、書きはじめると、とても
長くなってしまうので、別の機会にしたいと思います。
何はともあれ、彼は素直じゃない。
熱伝導が悪いため、温めてもすぐに冷めてしまい、
何度も温め直さなければなりません。
叩いて、素直に動いてくれる時間はせいぜい15秒くらい。
火床の中で光っているうちから、どの部分を何発叩き、ひっくり返して
何発‥‥などとシュミレーションして、いざ15秒に全神経を注ぎます。
「そんなに怒るなよ。。。」と、なだめながら。
主成分である鉄(Fe)は、地球を構成する元素の多数を占めています。
鉄の、地球全体に対する重さの割合はなんと34、6%!
地球って、鉄のカタマリなのです。植物の中にも、人間の血液の中にも流れている。
しかし、地球の何処を掘ってもステンレスは決して出て来ません。
人間が人工的に調合した、言わばサイボーグなのです。
酸素がある事によって全てのモノは酸化する。
魚も草も鉄も、腐って最後には土に返ります。
それが自然の摂理だけど、ステンレスはそれを無理をして延命しようとしている。
本当は純粋な鉄として、最後には土に返りたかっただろうに‥‥‥
“土に帰れない鉄”
その恨みと悲しみを、私はいじっていて時々感じます。
その声がどのような言葉なのかは、書きはじめると、とても
長くなってしまうので、別の機会にしたいと思います。
何はともあれ、彼は素直じゃない。
熱伝導が悪いため、温めてもすぐに冷めてしまい、
何度も温め直さなければなりません。
叩いて、素直に動いてくれる時間はせいぜい15秒くらい。
火床の中で光っているうちから、どの部分を何発叩き、ひっくり返して
何発‥‥などとシュミレーションして、いざ15秒に全神経を注ぎます。
「そんなに怒るなよ。。。」と、なだめながら。
by utyuuinu
| 2006-09-28 15:49
| プロセス