2011年 12月 09日
サファリ-1118 かしゃまでの個展-41 |
いよいよ秋の宙も深まってきました。
個展のお話しも間もなく終了です。
実際の笠間の今はもうすっかり秋は過ぎ、
山の落ち葉も地面で濡れて、春に出てくる芽のための
柔らかい揺りかごになる準備をすでに始めていることでしょう。
ダラダラと個展について書いてきましたが、
自分では反省会のつもりで振り返りながら
なぜもっとこのようにできなかったかなぁ、、、
など後悔や反省しきりです。
しかしかしゃま文化会館で個展をさせていただくことができて、
私は本当に良かったと思っています。
いちばん嬉しかったのは多くの作家に出会えたこと。
多くのお客様に出会えたことです。
私とかしゃまが出会ったからこそ生まれた物語を、
何とかして紡ごうと思ってやってみたけれど、
「秋」という瞬間はとうに過ぎ去り、
来年の秋はきっとまた違った秋で、
この地球上に繰り返される季節は
「無常」
でも必ず再びやってくるという意味では
「輪廻」
私たち人間が決してコントロールできない自然。
私が気付く間もなくうつろってしまう季節。
種を蒔いたり刈り入れをしたり漁に出たり、、、
そのような人間の営み全ては自然に従って執り行われる。
人間は季節を待つイキモノです。
時を待つ。
時に従う。
時に感謝し、
時を恐れ、
時を愛でて、
時に祈る。
by utyuuinu
| 2011-12-09 04:48
| 作品/本流