2009年 05月 10日
サファリ-620 形見 |
一昨年に亡くなった母が可愛がっていた君子蘭が
初めて花を咲かせました。
川崎の実家から持って来て地植えにしてみたのですが、
葉が枯れてすっかり無くなってしまっていたので、
冬の寒さに耐えられなかったのだろうと諦めていました。
調べてみたら君子蘭というのは、原産地では
光がジャングルの木々によって程よくさえぎられる
大木の根元などに生えるという。
その事はつい最近知ったのですが、
偶然植えた場所が良かったみたいです。
「あの人が生前に可愛がっていた」
というものの中で、植物に勝る形見はない。
動物は死んでしまったら同じ悲しみを2度味わうことになるけど、
植物だったら、それが大きく育って大木になる事もあるし、
種を付ければどんどん広がって大きな群落になる可能性だってある。
毎年同じ季節に花を咲かせてくれるのです。
私が死んだ後も命は引き継がれる。
by utyuuinu
| 2009-05-10 03:12
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