2009年 03月 08日
サファリ-577 納品は楽し |
今日(昨日)テレビ台を納品してきました。

完成してみるとなんてことはないものに見える。
しかし、デザインなんてそんなものです。
考え抜いて、美しいかたちを探し出し、
素材については最高の仕上げをして、
それで「何をやったの?」って言えるようなものを、
今回は作りたかった。
クネクネ腰をフリフリ、媚びたポーズではなく、
真面目に気をつけして、そのかわり質実剛健なかたちのデザイン。
そして、B&oという、世界最高品質のメーカーの美しいかたちに
決して負けないデザイン。
それを目指して作ったものでした。
あ、忘れてならないのは、この仕事も
ギャレットのけんさん
が、取って来てくれた仕事で、私と二人で
共同開発したものです。
ともすると内なる世界に入り込みすぎる私を、
けんさんはいつも引っぱり戻してくれる。
そして、これを手にするお施主さんの力も必要不可欠な要素でした。
もの静かで優しいご家族なのですが、何と言うか、
秘密の楽園に住む妖精たちのような不思議な純粋性があってね、
なんだかんだと理由を作ってついお邪魔したくなってしまうんです。
特に私はここの娘さんの大ファンで、彼女が入れてくれるカフェオレには
いつも可愛いお顔が描かれていて、感動するんです。
くーー!飲む前に写真撮っとけばよかった。。。
良い施主って単に作り手に従順であれば良いなどということは決してなくて、
なぜここにこれが必要なのかという理由が、かなり明確にある。
言葉にならないくらい微妙な波長の信号なんですけど、
私はプロとしてそれを超高性能なセンサーでキャッチしないと
喜んでもらえるものにならないし、自分が仕事にこだわることができる
大きな原動力になる。
「それって、こういう感じの事じゃないですかねぇ?」
という言葉を、私が仕事に込めて、その言葉にちゃんと気付いてくれる。
そういう意味で、どんな小さな依頼でも、
とてもスリリングで楽しい仕事でした。
3/1と、3/2の日記で書いたステンレスの仕上げも、
実はこのお施主さんが材料の表情について
鋭く反応されたところから始まった。
これが、特注1品制作の醍醐味だと感じ、
いつもワクワクしながら仕事ができる理由なのです。
お施主さん、大喜びで、帰りの車の中でついニンマリしてしまいました。
ちなみに写真の下に写っている小動物の右側が
なんと「セナちゃん」♪♪
おとなりが「アイル」ちゃん♪
車好きの旦那さんです。
窓の向こうに見えてる素敵なお家はお隣さんちではなく、
地続きの同じお宅のガレージ!
黒い車には馬が跳ねてるマークが付いていて、他には牛が怒ってるマーク、
あとは恐ろしいネコ科のどうぶつが走ってる彫刻が目印の車も‥‥‥

